IFTTTでの『Webhooks』は指定のURLにPOST,GET送信する事でトリガーに、また指定のURLにPOST送信などができる非常に便利なツールです。
WEBに関してある程度精通している人ならば、公式のドキュメントを閲覧する事で、その便利さや応用のしやすさなど理解することができますが、初心者の方には少し難しいでしょう。
本記事では初心者の方・Webhooksを使ってみたい方に向けて簡単なアプレットを作成し、ざっくりとWebhooksの動きを理解できるよう解説しています。
Webhooksとは何か?
IFTTT上でWEBリクエストによる『トリガー』や『アクション』が利用できるものです。
トリガー、アクションはそれぞれ1つしかありませんが非常に強力なツールです。
多くの人は面倒であったり、理解できないということで断念してしまいがちですが、この有用性だけでも理解していただきたいと思います。
Webhooksできること一例
- 1つのトリガーで複数のアクションを動かす
- メールの文面をLINE上で他の人宛へ転送する(相手の協力が必要)
これらはIFTTTを利用し始めた時に「簡単にできそうでできなかったこと」ではありませんか?
Webhooksを使えば少し面倒ですが実現することは可能なのです。
使ってみよう(サンプルアプレット)
それでは早速『Webhooks』を利用したサンプルアプレットを作成し、動作を確認して見ましょう。
やりたいことは『ボタンプッシュでスマホへ通知』です。
これは以下のアプレットで簡単に実現できます。
しかし、今回は以下の2つのアプレットを作って同じような動作をさせます。
- ①ボタンプッシュでWEBリクエスト
- Button widget – Button pressed
- Webhooks – Make a web request
- ②WEBリクエストを受けたらスマホへ通知
- Webhooks – Receive a web request
- Notifications – Send a notification from the IFTTT app
まず『①』を実行してWEBリクエストを送り、『②』でWEBリクエストを受け取ってスマホへ通知するというものです。
理解できるように、簡単なアプレットをわざわざ『Webhooks』を使ってやってます。
②のアプレットを作る
まずは『②』から作ります。
先ほど説明した通りのアプレットを準備します。
- ②WEBリクエストを受けたらスマホへ通知
- Webhooks – Receive a web request
- Notifications – Send a notification from the IFTTT app
詳細設定は以下の通り。


Webhooksを『button_pressed』 と入力することで、『button_pressed』イベントが発火するとトリガーが発動し、アクションが動きます。
イベント名(ここでは「button_pressed」)は基本的には自由に決めることが可能です。
ここまでは以下の記事でも説明しております。
では、どうやったら『button_pressed』イベントを発火させることができるのでしょうか?
「参考記事」ではIFTTT上での手動送信、またはコマンドラインから送信しましたが、今回はアプレット①を作ってWEBリクエストを送信するようにします。
①のアプレットを作る
では②を動かすためのアプレットを作っていきましょう。
- ①ボタンプッシュでWEBリクエスト
- Button widget – Button pressed
- Webhooks – Make a web request

おそらくですがこの設定が意味不明な人が多いと思います。
しかし、アプレット②のようなWebhooksをトリガーとしたアプレットを利用したい場合は何を記入すべきか全てIFTTT上で確認できます。
確認手順:
IFTTT上のWebhooksのページにある「Documentation」をクリック
するとこんな画面が表示されます。
{event}にイベント名を、{“value1…に任意の値を入力すると、記入すべき内容が自動で生成されます。
※『Webhooks』で送信できる値(データ)は最大3つです。
上記画像を参照に手順を踏めばうまくいきます。
今回のイベント名は「button_pressed」で、「aaa」「bbb」「ccc」の3つの値を送信します。
自動生成された箇所をコピペしてアクション設定項目に貼り付けてください。
その他は以下の通りにしてください。
Content Type:application/json
Method(リクエスト方法)はPOSTにすると任意のデータを送信できます。その他いろんな項目があり、用途に応じて変更が可能です。
Content Typeはどういった形式で送信するかを指定したものです。
「WebhooksのDocumentation」からもわかるように『JSON形式』なのでJSON形式にします。
実行結果
①で作成されたボタンを押すと、Webhooksを経由して②で作成したスマホ通知が届くはずです!
通知されている内容はアプレット②で設定した通りですね。
複数アクションを実装する方法
1つのトリガーから複数アクションを実行したい場合、②のアプレットを量産すれば可能です。
今回の場合は「button_pressed」というイベント名で①のアプレットを作成しました。
このアプレット①は『トリガーのような動作をするアプレット』と考えられます。
次に「button_pressed」のイベントで動作する②のアプレットを必要な分量産します。
このアプレット②は『アクションのような動作をするアプレット』であり、①のアプレットが動作した時に初めて動作します。
②の複数のアプレットは①の1つのアプレットに連動するので、結果として複数アクションができたような振る舞いになるのです。
なぜこんな面倒なことが必要になるかは以下の参考記事をご覧ください。

さいごに
この記事ではWebhooksを「トリガー」と「アクション」でどのように使うか、具体的な方法をご説明しました。
例えば今回のケースの場合、イベント名を「button_pressed」に指定しました。
つまり「button_pressed」で発火するアプレット②を複数準備することで、ボタンを押すと複数のアクションが動く仕組みができるわけです。
この方法であれば『Maker』への登録が不要でマルチアクションの実現が可能です。
また、記事内でWEBリクエストなどの表現は厳密には正しくないものがありますが、初心者の方が直感的にわかりやすいであろう表現を使っていますのでご了承ください。
この記事を参考にして新しいアプレットを作っていただければ幸いです。

コメント
説明が雑。非常に残念。
日本語がおかしい。説明が下手。自動翻訳?